2009-06-03

Youtube-インド舞踊

リーラサムソンのパダム・ダリージューチュ


バーラサラスヴァティのクリシュナニー

2 件のコメント:

  1. バーラ・サラスヴァティのクリシュナ・ニーはいわば伝説のダンスでカラークシェトラ在学中、何度もそのすばらしさを先生方から耳にしましたが、書物などで目にする彼女の姿はすでに相当晩年のものばかりで、一言で言って「ブタ・ブスおばさん」でしかなく、とてもそのように優れたダンサーであるとはちょっと信じ難いものでした。今回チェンナイでもっと状態の良いDVDを入手して、始めて彼女の踊りを目にすることが出来ました。結構若いときのもので決して美人と言うほどではありませんでしたが、何か人を引きつける魅力があるダンスで可愛い人でした。アビナヤはいわゆるローカダルミーの範疇に入ると思いますが、パドマスブラマニヤなどのローカとは違って、とても自然で全く嫌みの感じられない良いダンスだと思いました。

    返信削除
  2. リーラサムソンの「ダリージューチュ」は曲の意味を充分理解して踊っているとは思えません。この曲は歌詞の中に何度も何度も繰り返し「チンナディ」という単語が出てきますが、このチンナディ(幼い・年若い)という言葉こそがこの曲の重要なファクターなのです。おそらく始めて恋を知った、その恋をどのように表現したらよいかも解らない位年若い乙女が、ただひたすら恋人であるクリシュナのやって来る方向を眺めながら、彼の訪れを今か今かと待ち焦がれ、期待したり、嬉しかったり、ちょっと悲しくなったり・・・していると言う非常に初々しい曲です。ヒロイン分類ではMugdhaNayikaに相当します。もっとも形式的にはそのような状態を、彼女よりちょっと年嵩の友人であるサキが恋人であるクリシュナに告げて、「どうか早く彼女の元に行ってあげてください」と云っている形をとっていますが・・・でも、リーラのダンスを見ているとまるで恋愛百戦錬磨のVery Experienced Ladyの姿しか見えて来ず、初々しいヒロインの姿は何処にも見あたりません。
    私個人的にもこのような「私を見て!私きれいでしょう!ダンス上手でしょう!」と云う自意識ばかりが見えるようなダンスは嫌いです。

    返信削除